#79 SNSで人気になることと、お店で人気になることの違い
コンカフェで働いていると、「SNSのフォロワーが多い=人気キャスト」というイメージを持たれることがあります。
確かに、SNSで多くの人に知られることは、キャストにとって大きな武器です。写真や動画が話題になれば、まだ会ったことのない人にも自分を知ってもらえます。
しかし、SNSで人気になることと、実際にお店で人気になることは、必ずしも同じではありません。
それぞれには、少し違った魅力と役割があります。
①SNSでは「知ってもらう」ことが重要
SNSの大きな特徴は、実際にお店へ来たことがない人にも、自分を知ってもらえることです。
かわいい衣装、写真の雰囲気、面白い投稿、動画でのキャラクターなど、さまざまなきっかけから「この子気になる」と思ってもらえます。
投稿が大きく伸びれば、一度にたくさんの人へ存在を知ってもらうこともできます。
そのためSNSでは、まず「興味を持ってもらうこと」が重要です。
フォロワー数や投稿への反応は、そのキャストを知っている人がどれくらいいるのかを見る一つの目安にもなります。
②お店では「また会いたい」が重要
一方、お店での人気には、SNSとは違った部分が求められます。
実際に来店したお客様と会話をして、楽しい時間を作る。
相手の話を聞いたり、以前話した内容を覚えていたり、その人に合った接客をしたり。
そうした積み重ねから、「またこの子に会いたい」という気持ちが生まれます。
SNSでは写真や動画だけで伝わる魅力もありますが、お店では声、表情、会話、リアクション、空気感など、実際に会わなければ分からない魅力がたくさんあります。
③フォロワーが多くても来店につながるとは限らない
SNSで何万人ものフォロワーがいたとしても、その全員がお店に来てくれるわけではありません。
投稿を見るのが好きな人と、実際に会いに行きたいと思う人は、必ずしも同じではないからです。
反対に、SNSのフォロワーはそれほど多くなくても、お店では何度も会いに来てくれるお客様がいるキャストもいます。
SNSの数字だけでは見えないところに、強い支持があるケースも珍しくありません。
だからこそ、「フォロワーが少ない=人気がない」と考える必要はないのです。
④SNSとお店は「入口」と「体験」
SNSとお店は、競争するものではなく、それぞれ役割が違うと考えると分かりやすいでしょう。
SNSでキャストを知る。
↓
投稿を見て気になる。
↓
実際にお店へ行ってみる。
↓
話してみて楽しいと感じる。
↓
「また会いたい」と思う。
この流れができれば、SNSがお店への入口になります。
さらに、実際にお店で楽しい時間を過ごしたお客様が、チェキやイベントの写真をSNSで紹介することで、そこから新しいお客様が興味を持つこともあります。
SNSとお店は、それぞれが次の出会いにつながっているのです。
⑤どちらの人気にも違った価値がある
SNSで多くの人に知られるキャストも、少人数のお客様から深く応援されるキャストも、どちらも違った形の人気です。
たくさんの人に「知ってもらう力」と、実際に会った人に「また会いたい」と思ってもらう力。
どちらか一方だけが正解ではありません。
SNSで注目されることをきっかけに来店者が増えることもあれば、お店での接客をきっかけに長く応援してくれる人が増えることもあります。
大切なのは、数字だけで自分の価値を決めないことです。
まとめ
SNSで人気になることと、お店で人気になることは、似ているようで少し違います。
SNSは「知ってもらう場所」。 お店は「実際に会って、好きになってもらう場所」。
SNSでは写真や動画、投稿の雰囲気から興味を持ってもらい、お店では会話や接客を通して関係を築いていく。
だからこそ、フォロワー数だけでは分からないキャストの魅力があります。
たくさんの人に知られることも、一人のお客様から長く応援してもらうことも、それぞれ大切な人気の形。
SNSとお店、それぞれの強みを活かすことで、キャスト自身の魅力はさらに多くの人へ届いていくのかもしれません。
